芸能人と恋に落ちました。

「瑞貴の事ならなんでも聞いてね! 応援するよ」

「ありがとう,未來」


聖奈と瑞貴の話に夢中になりすぎてさっきまでいた人達はみんな見えなくなっていた

早く行かないと遅刻の心配も


「みんな行っちゃったよ! 新学期早々遅刻は嫌だし…クラスも気になるし,早く行こう?」

「そーだねっ! 走れー! 」


ダッシュで登校し,息も途切れ途切れ

グッタリしながら自分のクラスを探す

私のクラスは…2年3組

3組か…どんなクラスなんだろう

期待と不安が入り交じる


「また一緒だね! 」


えっ…あっ! 本当だ!


「やったね‼︎ 」

「うんっ! けど友夏と離れちゃった…」


友夏のクラスは2年4組だった

友夏もそうだけど,私とクラスが一緒ってことは瑞貴とは違うクラス確定する


「瑞貴とも違うクラスだね…」

「いいの! 瑞貴とは今の距離感大切にしたいからよかったのかも」

「そう? 」

「心配いらないから」


そう言いながらも少し切ない表情を見せたのを見逃さなかった

私達は2年3組へと足を進めた

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