芸能人と恋に落ちました。
今はいいとしても後から瑞貴にバレたら大変な事になるのを今の私は浮かれていて忘れていたんだ。
「それじゃまたねっ! 」
「うん! 気をつけて帰ってね! 」
「後で瑞貴くんにお礼の電話入れちゃおっと」
聖奈の呟きに気付かなかった
聖奈を送り出し課題が終わってホッと一息
「未來,あんた課題終わったの? 」
「終わった〜」
「あら,珍しい。未來に解けるってことはそこまで難しくなかったのかしら? 」
「もう楽々」
ソファで横になり欠伸をしていた時…
「おい、未來」
「ん? なーにー? 」
「何が楽々だ?人の答え写したくせに」
「な,なんでそれっ⁉︎ 」
私なんかミスした⁉︎ いや…完璧だったはず
だったら何で…?
「聖奈ちゃんから丁寧にお礼の電話もらったんだよ
" 答え写させてもらっちゃったっ! ありがとう "
って。
聖奈ちゃんが勝手に俺の部屋入るわけねーしそんな事やるのお前しかいないだろ」
聖奈のやつ余計な事言って〜‼︎
「しょ,しょーがないでしょ! わからなかったんだから‼︎ 」
「わかんねーならわかんねーって言えよ。」
「弟に教えてもらうなんて私のプライドが許さないっ‼︎ 」
「まぁもし教えてって頼まれても教えてやんねーけど」
弟のくせに私より頭いいとか考えられない!
生意気なんだから‼︎
「…もういい。どっか行って! 」
「ありがとうございましたっていうんだろ?」
「なんで私がっ‼︎ 」
「助かったんだろ?だったら礼くらい言えよ」
「…ありがとうございました…」
ごもっともな意見に何も言えず渋々お礼を言う
「始めっからそう言えよ」
「うるさーい! 生意気はどっか行っちゃえー‼︎ 」