芸能人と恋に落ちました。


「ありがとう,お母さん」

「親として当たり前のことでしょ」


お母さんはこう言ったけどこれはお母さんなりの強がりなのかもしれない


「…そうだね」


今はまだお母さんが強がっている理由がわからない

けど私もお母さんになればわかるのかな?

私…お母さんの子供でよかったよ

私もお母さんみたいな母親になりたいな…なれるかな? 私にも


「…そういえば蒼くん明日仕事は? 」

「あります」

「あら,明日も早いんでしょ?
早く帰って明日に備えなくちゃダメじゃない。
未來,旦那さんの事を考えて行動するのも奥さんの仕事よっ」


えっ? もうそんな時間?

時計を見るともう21時を回っている


「早く帰ろう…じゃあお母さんありがとうね‼︎ 瑞貴と聖奈もバイバイっ! 」


大変! 瑞貴と聖奈もいたから時間なんて全然気にしないで楽しんでた

もう9時を回ってるなんて…

確か蒼,明日は…5時起きって言ってたよね?

明日早いのに〜‼︎


「未來ちょっと待って。あなたそんな薄着じゃ体冷えちゃうでしょ…これ着て来なさい」

「え? 大丈夫だよ? うちが近くにあるのお母さん知ってるじゃん」

「お腹の中に赤ちゃんがいるんでしょ! しっかりしなさい! あなたはもう母親なのよ? 」


< 314 / 359 >

この作品をシェア

pagetop