短編集‥*.°


・・・この前は叫んでごめん。


気が狂いそうだったんだ。


・・・今は大丈夫なのかって?


さあ、どうだろうね。


だって、今でも視界の端に幻の君は居座っているから。


・・・もう、そろそろ・・・
許してくれないかな・・・。


怒っているのは、
一ヶ月前のことだろう?


ごめん。


本当に、ごめん。


・・・え?──何に謝ってるんだって?


だから・・・一ヶ月のあのことだって、
言ってるじゃないか。


もしかして、覚えていないのか?


・・・僕は鮮明に
覚えているっていうのに・・・。


まだ思い出さないの?


ほら、あの日だよ。


僕は・・・










君ヲ殺シタダロウ?










・・・思い出した?


そっか、良かった。


・・・ごめん。


愛してたからこそ、殺したんだよ。


──解ってくれよ!!


だからこそ僕は、君をナイフで──!!


・・・待って。


今、気づいたんだけどさ・・・。


君は、僕が殺した。


死んだよね?


なら・・・今 僕と話している君は、






















ダレ・・・?








            —完結—


サスペンスホラーもどきです。
あの後、『僕』は
どうなったんでしょうね…

というか、僕は誰と
話してたんでしょうね…。

…ふふっ、あはははははは!!!←←

趣味度かー…68%かな。

< 103 / 139 >

この作品をシェア

pagetop