【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「お前は昔から色々と怪しい行動ばかりなんだよ」
「こんなにレイ様に誠意を尽くしておりますのに、酷いですね」
その言葉を述べた瞬間、何故か血の色の瞳がキラリと光ったように私からは見えた。
それはこれから訪れる何かの前触れのような気がして、ゾクッと背筋に寒気が走った。
「………それでチカをどこに連れて行こうとした?」
「わたしはどこにもお連れしようとは思っておりません」
「ならばどうしてチカが勝手に起き上がったんだ」
今だレイの苛立つ怒気など臆する事なく接するシトリーは、レイを子供扱いしているからなのかそれとも大物なのか何食わぬ顔で平然と言ってのける。
そんなシトリーに見事…、と拍手したくなった。
でも私は空気の読める子なので、口にはしないけどね。