bubble water
思わずコーヒーを噎せそうになった。
大学時代に少しだけ話した内容を彼が覚えていることに、ビックリしてしまい、思わずうわずった声で答えてしまった。

「う、うん。そうだね」

「いいなぁ~ちゃんと好きなこと仕事にできたんだな」

こちらに微笑んだような顔で彼が見ていた。

「響葵だって、先生になれてるじゃん」

「まぁね」

苦笑の顔で返された。

「まぁ、といっても先生の仕事って簡単な仕事ではないだろうけどね」

「お互いに、大変だなということだな」
< 16 / 18 >

この作品をシェア

pagetop