bubble water
そう彼の声が聞こえたので扉を見ると、彼と雪くんが出ていくのが見えて、阿部さんが私の方をじっと見つめており、そんな長い時間出はないが彼女から強い視線が送られてきた。

そして、ふいに視線が外れ、ガラっと職員室の扉が閉まった。
流しに向かって歩くと廊下から先程の雪くんの大きな声で

「先生、なにしてたの」

とからかいの声色が含まれた声でからかわれているのが聞こえたかと思うと

「いって!もう先生暴力!」

「お前が悪い。大人をからかうじゃない」

とそんなやり取りが外から聞こえて来た。
流しで、2つのマグカップを洗いながら先程の、阿部さんという女の子の視線はどこかで感じたことがある内容だったのだか、考えるほどそれに自信がなく答えが出なかった。
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