素顔のキスは残業後に
すらりと伸びた長い腕が服の上を掠めるだけで、
息が詰まりそうになって、固く瞳を閉じて――……待つことしか出来ない。
ほんの数秒のことなのに永遠のように長く感じてしまう。
煩く鳴り響く鼓動を服の上から押さえつけながら待っていると、
ロックを解除するカチリという音が響いて、体を締めつけるベルトが体を滑らせていった。
「ありがとう……ございます。やっぱり柏原さんは、優しいんですよね」
あまりの緊張感に掠れてしまった声が恥ずかしい。
もうっ、本当に意識しすぎ。こんなの、なんてことないのに。
ただ親切でやってくれただけなのに。
息が詰まりそうになって、固く瞳を閉じて――……待つことしか出来ない。
ほんの数秒のことなのに永遠のように長く感じてしまう。
煩く鳴り響く鼓動を服の上から押さえつけながら待っていると、
ロックを解除するカチリという音が響いて、体を締めつけるベルトが体を滑らせていった。
「ありがとう……ございます。やっぱり柏原さんは、優しいんですよね」
あまりの緊張感に掠れてしまった声が恥ずかしい。
もうっ、本当に意識しすぎ。こんなの、なんてことないのに。
ただ親切でやってくれただけなのに。