偽りの君が嫌い
ある女子の醜い感情
SIDE とある男子
帰りのSHRが終わり、みんな一斉にガタガタと椅子を机にしまい、教科書を片付け、家に帰るか、部活に行く準備をしている
その中で、みんなが話していたのは
昨日のテレビのこと
少し、うざい女の子の話
その中、ひときわ目立つある女子
はのんはつまらなそうに首をかしげ、カバンに教科書とお弁当を詰めた。
首をかしげたのは、可愛げを取るためではなく、ただ単にくびが凝っただけなのだろうが。
俺には、すごく魅力的に見えた。