和也 ー KAZUYA ・ 2番目に好きな人との結婚 ー
返事出来ずに黙ってると 澪がまだ涙が残ってる目で 鋭く俺を見ながら言った。
「…出来ないって、思ってるでしょ。知ってるもん。心と身体は別だって言いたいんでしょ?…ハル兄、そっくり!」
「はぁ? なんで そこで兄貴出てくるんだよ!…確かに別だけど!」
「ほら!…私が 身体だけじゃないのは 嬉しい。でも 和也の身体が 他の女に触られるのはいやなの!和也は?私の身体が 他の男に触られてて…その次の日に 私にキス出来る?心は和也だけって言ってたら 出来るの?」
澪の身体を他の男が?まだ 俺も触れてない身体を他の男が 触るなんて…絶対にいやだ。
「他の男なんかに 絶対触らせるなよ!
考えたくもない!」
「考えてみてよ!和也は私にそうしてるじゃない。昨日、私が他の男とキスしてて…今 私に出来る?」
俺の顔を しっかりと見ながらそんな酷な事を言うその唇を指でなぞる…