Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
ナオは視線を戻して…


「キスしてい?…」

って、愛しそうにアタシを見つめた。


「…


うん…」

そんなコト、いちいち聞くなよ。


でも…




そう聞かれてから、スルまでの…

見つめられてる間が、たまんない…。




そしてナオの唇が、アタシの唇に重なった。



優しくて、情熱的な…


ナオのキス。





すごく…久しぶりにキスした気分だ。



作業じゃない…

好きのキスだからかな…?






アタシ達は時間がくるまで…


溺れるように、キスを繰り返した。










その夜、夢を見た…

黒い夜空が明けて、
ゆっくりと青空に変わってく夢。



目が覚めてカーテンを開けると、
眩しい光が射し込んで来た。


アタシの心の空にも…


光が射し込んでくみたいだった。




今年は梅雨、早く明けそうだな。


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