Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
「はい、プレゼント」

料理を待つ間に、渡した。


「え…

ありがと…」

ナオはキョトンとして…


笑いだした。



は!?
なに笑いだよ!



「咲陽ってホント負けず嫌いだよな!

オレのは気にすんなって言ったのに、
張り合うなよ!」


「別に、張り合ってねーし!」

最初の誕生日だし…
形に残るもん、あげたかったんだよ!




「開けてい?」

って、ほどかれた包みの中は…


DIESELのキーケース。


ナオはDIESELばっか持ってるから、
好きなんだろーなって思ったし…

今使ってるキーケース、使い込んでるし。




「でも咲陽…


すげー嬉しい…」

目を伏せて、幸せそうに微笑むナオ。



まぁ、喜んでくれたんならいーけど…


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