スタートライン~私と先生と彼~【完結】
俺は、3年8組の副担任にもなったので、
始業式後に担任の川田先生と一緒に教室へ行った。



挨拶はというと・・・まぁ、なんとか凌いだという感じ。



あの頃と変わらない廊下からは、中庭の桜の木がよく見えた。



あの時は何も感じなかった桜の木が新鮮に感じる。



先生・・・少し白髪が増えたんかな。


先生の後ろを歩きながら、かつての恩師の変化を感じ取っていた。



教室に入ると、みんなの視線が俺に集められ、一気に騒がしくなった。川田先生が挨拶をした後、俺のことを紹介してくれた。



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