スタートライン~私と先生と彼~【完結】
「せんせ〜、一緒に写真撮って下さい」
「いいよ。原田、卒業おめでとう。これからがんばれよ」
「はい。ありがとうございます」
彼女は今までで一番の笑みで答えてくれた。
「先生・・・」
笑顔でいたかと思ったら、急に真剣な顔をしたので、ぐっと心臓を掴まれたような衝撃を受けた。
「ん?」
俺は、何か不安なことでもあるのかと思い、彼女の顔を覗き込んで聞いてあげようとした。
彼女は、目を閉じ何か考えているようだった。
「どうした?」
みんなとの別れに対して泣いているのかと思った。だが、違った。