マリッジブルーをもっと青く!
幸せの余韻
親友の奈々に婚約を告げた翌日の仕事後、私は武蔵と会っていた。


武蔵と一緒の空間は酸素濃度が異なり、私の肺は取り込んだ酸素を、脳、心臓、皮膚に活発に送り続けている!



心から武蔵が好きだ!



「ねぇ、武蔵、結婚式はいつにする?」

この幸せを今すぐ閉じ込めたい!そんな気持ちで聞いてみる。


「すぐにでも式挙げたいな!奈々はいつがいい?」
武蔵は優しく質問を返してくる。

「私もすぐに挙げたい!じゃ、できるだけ早く挙げよ!」
私は嬉しくて嬉しくて仕方ない感じで、少し興奮して答える。

武蔵が微笑むのが目に入る。


私の瞳からはまた涙が自然と溢れ出る。


武蔵はそんな私をギュッと抱きしめてくれる。



私の涙は武蔵の微笑み一つで、際限なく溢れ出るようになっているようだ。

< 14 / 45 >

この作品をシェア

pagetop