花りんご
Ⅱ.感情
Ⅱ.感情

叶わない恋なの…
海人とは、恋人には、なれないの。
海人には、小嶋 美樹と言うすごく可愛い彼女がいるから。
私の恋は、もう終わりなの…。
でもなぜか海人は、こうやって私をドキドキさせてくる。
ただ単にからかってるだけだとおもうけど、変に期待してしまう自分がいる。
そんな自分が情けなくて切なくて色々な感情が混じってる…。
この変な感情が最近続いていて、精神的に無理になってくる。
{海人。美樹ちゃんと帰らないの?いまもう、放課後だよ}
ずっと思ってた、なんで放課後なのに海人がいるんだろうと…
{1回家に帰ったよ美樹と一緒にでも、まだ帰ってなかったみたいだったから学校にいったら、プリントと葛藤しているお前がいたって言うわけ}
半笑いで言ってる海人。
海人。わかる?私いま、すごく嬉しいんだよ。私のためにわざわざここから遠い家から学校に来てくれるなんて…。
海人は、私にわざと、期待させたいの?
なんなの?
もう、わかんないよ…。
{それは、ありがとう。}
笑いながらいったつもりが
{なんでお前、そんな悲しい顔すんの?なんで、無理矢理に笑うの?}
そんなこと聞かないでよ…
期待しちゃうじゃん…
やめてよ…
泣きそうだよ…
{私このプリント、先生に届けてくるね}
私は、嘘ついてその場から、離れた。
あの場にいると泣いてしまいそうだから…
海人ごめんね…
私は、家に帰ったside 海人

オースッ俺は、花の幼馴染みの波田地 海人。
実話俺、美樹とは付き合ってないんだよ。付き合ってるふりなんだよな。情けないよな、美樹に脅かされて、付き合ってるんだよ。でも最近、花が無理矢理笑ったり、泣きそうな目になったり様子がおかしいんだよ。
昔から知ってるからわかるけどあいつは、お人好しなんだよな。だから人になんにも言わない。自分で溜め込むんだよ…
俺は、すぐにわかった。
昔からそんな、花が好きなんだけど。
前みたいにしたいけど…
あの時美樹に、言われるまでは…
あの日突然、学校の美少女といわれる美樹に呼び出された。
美樹の噂は、中身よし!外見もよし!すべてがパーフェクトらしい…
でも、本当は最低な腹黒女だった
{突然呼び出してごめんね}
俺は、あの日体育倉庫のなかに呼び出された。
{別に大丈夫だけど}
{あのね、私海人くんのことが好きなの。よかったら付き合ってくれるかな?}
俺は、花にしか興味ないっつーの
{ごめん。む、}
{無理とは言わせないわ}
美樹は、突然冷たい声でいった
{あ、ん?}
俺も冷たい声でそういった
{意味わからないの?だから、私と付き合うのよ}
なんなんだこの女。パーフェクトじゃないだろ
{何でだよ無理ってんだろ}
{わからないの?私と付き合えばあの子に被害加えないわ}
あの子って誰だよもしかして…
{あなたの幼馴染みの花ちゃんよ}
なにこいつ、にやにやしやがって。
{なんで花なんだよ}
怒り声でいったが、
{幼馴染みだから}
冷たい声でかえしてきた。
{わかった?付き合うと花ちゃんは、普通に暮らせるでも、付き合わなければ花ちゃんの人生終わるわよ…ふふふ…}
笑いながら言う美樹。
イライラしてきた。でも、花のためなら…
{いいよ。付き合ってやるよ}
イライラ声でいってやった。
{あら、貴方花ちゃんが好きなのねふふ。でも、もう私のものいま貴方はOKしたのよ}
美樹は、俺に近づいてきた。
そして、俺にキスしてきた
{お前なにやってんだよ}
{何ってキスしたのよだってカップルでしょ私たち}
俺は、この瞬間いいことを思い付いた。
美樹に嫌われればいいんだ!
それまで、待ってろよ美樹!!
海人 end
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