主婦ミラ子は考える ガンバルンバ編
と言ってもミラ子。
家事は得意だ。


掃除とてミラ子の手に掛かれば
朝飯前に軽くトースト一枚食べます。
いや、何のカミングアウトやねんっ!


気を取り直して……
ミラ子の手に掛かれば朝飯前だっ!


しかしながら
近頃のミラ子は
非常に忙しかった。


ちょっと足元に落ちていた
ゴミを拾った際に
軽いぎっくり腰になり
人間の進化図で言えば
左から3番か4番目くらいの
感じでしか歩けない夫の世話。


近頃、どこで覚えてきたのか
兄弟ゲンカの際に
「お前の母ちゃん、出べそぉ~」
「お前の母ちゃん、チンドン屋~」
と、言いながら喧嘩をする息子たち。


よく聞け息子たちよ。
母は出べそでもなければ
チンドン屋でもない。


てゆーか、
あんたらのオカン一緒やがなっ!


そんなすっとぼけ兄弟のお世話に
振り回され


そして、
噛み付き狂暴犬チワワのお世話。
お風呂に入れてやるだけなのに
何故に流血せねばならんのだ……。


その上、ミラ子は
「市内一、忙しいんじゃね?」
や、
「あそこのコンビニ行くと
客も急がなきゃオーラ全開で
あせるんだよねぇ」
と、
言った噂が密かに
出回っているコンビニにて


連日、嘘くさい笑顔を振り撒き
働いているのだ。
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