大切な記憶
「質問を変える。変な奴はいなかったか?」
変な奴?てか柊、心配し過ぎ…。
私そんなに頼りないか?
『いなっかたよ。なんでそんな事聞くの?』
「あぁ、ちょっと厄介な奴らがいるからな。」
へ~。よく知ってんね。
柊が通う学校ではないのにねー。
『どんな奴?』
厄介ってどんな奴だろう。
オタク系とか?
「オタクならまだありがたいね。」
え!?なんで私の考えてること分かった?
柊、も、もしかして…エ…エス…
「何年つるんでると思ってんだ。」
颯にコツンと小突かれた。