いつか見つけてね２
とっても強気な梶谷さんに一緒に同行していた部長さんが


「ほら、いい加減にしなさい。

お前の性格はヘッドハンティングにはいいけどこんなかわいいお嬢さんに言う言葉じゃないだろう？」


今まですごく影の薄かった部長さんにそう言われて


「はーい、わかリましたよ。


光信君が溺愛してるお嬢さんだから気になってたんだもん。



それにあなたが水友アメリカで働いているなんて見つかったら大変なことになっちゃうのよね。


まだ光信君知らないんでしょ？あなたが仕事してること。」

いきなり口調が変わった彼女に私は言葉も出ないで頷くと


「ごめんね、こいつがわけわかんない事ばっかり言って。

俺たちは社長の味方だから。


桜和君も美穂さんのことも信頼してるんだよ。」



「部長そろそろ正体を明かしてやってください。

美穂が不安になってるんで。」

そう言いながら史君が頭をポンポンと撫でてくれる。





「そうだな。悪かったよ、嫌な思いさせてしまったね。






俺の名前は大友真也。

親父が会長の秘書をしているんだ。



そしてこっちが俺の妻の梶谷瞳子。」


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