メトロノーム
眠るあなたの広い背中。
涙が止まらない。
ぽたぽたと落ちて、落ちて。シーツに染みをつくる。
あなたはいつも、私と反対の方向を向いて寝る。寝息が向こうできこえる。
どうしようもない。淋しい。
私が淋しいのではなく、あなたから淋しさが連鎖するから。
いつか、ふと消えてしまうんじゃないか。と何度も夢を見た。
だから、眠れなくて、眠るために毎回してること。
起こさないように、そっとすり寄る。
大きくて日焼けしていて、筋肉の隆起するその背中に、私は静かに、耳をくっつける。