センチメンタル
だから明日愛花に言おう。


若い俺からのプロポーズ…。


そんな事を考えると、急に胸がドキドキしてきた。



だけど少し切なくて淡い気持ちになった。


「愛花。好きだ」

俺は病院のベッドで一人そう呟いた。

その夜は明日のために荷物の整理をした。

早く明日になりたい。
でも明日が怖い…っという微妙な気持ちを抱え、夜は更けていった。
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