レヴィオルストーリー

14.精霊の丘


 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

結局はなんとかローゼを説得したレイ。

それが嬉しいのか上機嫌な彼女は、レイマシティをアレン達に案内した。


「観光地いっぱいねぇ~」

イルはわくわくして色んな方向に目を移して言う。


今までに行ってきたのは、学校、街庁、小さな商店街、などなど。

「次のところはとても綺麗よ。」

レイはふふふ、と目を細めて可愛く笑った。


だが、レイについて行ったアレン達は街の外に出てしまう。


「んん?レイ?ここ、もうレイマシティじゃねえぞお?」

ギルクが鍛える為に走りながら聞いた。


「いいの。行きたいのは、街のはずれにある丘だから。」

「丘?」

アレンが超短い一単語で聞き返す。


「うん。私のお気に入りの場所。」

レイはふわりと微笑んで言った。




そして数分後、四人はそのお気に入りの場所とやらについた。






< 121 / 394 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop