レヴィオルストーリー

「はれぇ~ッ?」

泳いでいたイルが急に止まって一点を見つめた。

ついていたギルクはぶつかりそうになって慌ててブレーキをかける。

「んだよぉイル!いきなり止まんな!」

「ギルク、ギルク!あれ見てよぉ!!」

「はぁ~? ……へ!?」


イルの視線の先には、二人でプールに立つアレンとレイの姿があった。

「わぁ~アレはいい感じねッ!」

「だなぁ…。レイ、頑張ったなぁ」

アレンとレイの二人は仲良く話している。

二人とも微笑んでいた。


「…それにしても、絵になるわねあの二人」

イルは何故か悔しそうに呟く。

「ねぇギル…」

振り向いたイルは石の如く固まった。



ギルクが、女の子に囲まれている…。



「…………。」

ギルク、が。

女の子、に、囲まれて………



「…ギいぃいぃぃぃぃルうぅううぅううクうぅううぅうう!!!!!!!!!!!!!!」

「えっ?えぇっ?





………ギャアァァアァアァ!!??」




轟音が辺りに響いた。






< 236 / 394 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop