レヴィオルストーリー

二匹のラオンは仲間の一匹を倒されて怒っているようだ。


グルルルル…と唸ってアレンとギルクを睨んでいる。


「っしゃあ!!」


まずギルクが地面を蹴り、一匹のラオンに飛び膝蹴りをかました。

ラオンは避けたが、少し右肩に当たってしまう。

ギャンッと嘆いたが、すぐにギルクに噛みつこうとした。


「おっと」

サッとかわすと、ギルクは右手でラオンの腹を殴った。

急所を突かれ、ラオンはコロッと倒れてしまう。


「はやいな」

アレンは感心してそれを眺める。

するともう一匹が猛り狂ってギルクに飛び付いた。


「ギルク!!!!」

いきなりのことで対処できない。

ギルクは防御の構えをした。

が、すぐにそれを解く。


「サンキュー、アレン」


「どーいたしまして」


ラオンは二人の前で既に倒れていた。


「仲間を倒されて怒ってただけみたいだし、殺しはしなかったけど…」


二匹は伸びきっていた。

「あーあ…やりすぎた」


額を抑えながらアレンは呟く。

「ま、仕方ねーだろ。向かってきたあいつらも悪いし…。」

「…まぁそーだな」



モンスターを倒した四人は、再びカフェへ歩いて行った。







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