ブラウニーと唐辛子

2日目

愛乃曰く“わるいひとじゃない”人は、私が通る道を一人で歩いていた。
家は愛乃の隣なら、ここではなく一本向こうの道のはずだ。
途中には曲がり角もなく、少し出て、戻ってこなければここで見ることはない。
しかも、こちらへ向かって歩いてくる。
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