たゆたえども沈まず
答え合わせをしてみましょう。


視界の隅。食堂の入り口から、温が入ってくるのが見えた。

ああ、こんな奴放り出して温に声をかけにいきたい。

自販機のお茶を買って、食堂を出て行く。それを見届けた。

「おい、聞いてん」

声を最後まで聞かないうちに殴っていた。

センパイの後ろにいた女が小さく悲鳴を上げる。

なんか違うんだよな、まあ遊ぶくらいなら良いんだけど。
別に寄ってこないなら目にも入らない。

よろけたセンパイが俺の胸ぐらを再度掴む。

「失せろよ、クズが」

出た声が低かった。

こんな声、温には聞かせられない。




たゆたえども沈まず END.
20170403


< 163 / 163 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

ほしうらない
鯵哉/著

総文字数/13,473

恋愛(オフィスラブ)53ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
いつも物語は 自分を軸にまわっていなくて いつになったら あの星みたいになれるのだろう
嘘八百
鯵哉/著

総文字数/20,590

恋愛(ラブコメ)80ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
出会いは嘘だらけで 付き合いも嘘だらけで 何一つ どこにも 本当はないのに 「フードファイター」 「まじか」 あなたのことが 忘れられない 試運転 20250101
a Piece of Cake.
鯵哉/著

総文字数/35,145

恋愛(純愛)135ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
空腹を満たすこと。 話を聞くこと。 笑顔にすること。 傘を差し出すこと。 君を愛すること。 そんなの全部、簡単なことだ。 君から愛されるよりずっと、 簡単なことだ。 試運転20230430〜

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop