小児病棟
「うわ……フラフラする……」
正哉は、足元をおぼつかせながら、ゆっくりと歩を進めていった。
「右右!」
周りに誘導されながら、正哉はスイカの前に辿り着いた。
「よし! そこでいいぞ!」
峯岸先生が正哉に言った。
「よおーし! せい!」
正哉は、思いっきり振りかぶり、力いっぱい木刀を振り下ろした。
「ど、どうだ!」
正哉が目隠しをとる。目の前には、右側をかすかにえぐられわずかに赤い実の部分を見せるスイカの姿があった。
「びみょ~……」
割れるとも失敗するとも違う、実に中途半端な結末に、まわりのみんなのリアクションは冷たかった。
「……悟、残しておいたから……あはは……」
正哉は、いたたまれない気持ちで早々にその場を退散した。
正哉は、足元をおぼつかせながら、ゆっくりと歩を進めていった。
「右右!」
周りに誘導されながら、正哉はスイカの前に辿り着いた。
「よし! そこでいいぞ!」
峯岸先生が正哉に言った。
「よおーし! せい!」
正哉は、思いっきり振りかぶり、力いっぱい木刀を振り下ろした。
「ど、どうだ!」
正哉が目隠しをとる。目の前には、右側をかすかにえぐられわずかに赤い実の部分を見せるスイカの姿があった。
「びみょ~……」
割れるとも失敗するとも違う、実に中途半端な結末に、まわりのみんなのリアクションは冷たかった。
「……悟、残しておいたから……あはは……」
正哉は、いたたまれない気持ちで早々にその場を退散した。