小児病棟
「おおー……」
 
子供たちが声をあげる。誰からともなく、拍手が沸いた。

「なんか、気持ちいいな……」
 
正哉は拍手をしながら空を見上げた。夜風が心地よく浜辺を吹きぬけていった。

キャンプファイアーから戻った正哉は、部屋の窓を開けた。

「すんげえ綺麗だなー」
 
夜空には満天の星が散りばめられていた。他の子供たちも窓際にやってきて、夜空を見た。

「あ! 流れ星だ」
 
正哉が空を見て叫んだ。

「見えた見えた」
 
裕二も興奮して叫んだ。

「すげえきれえだな……」

「うん……」
 
子供たちは、その綺麗な夜空を、それぞれの眼にしっかりと焼き付けたのだった。
< 154 / 241 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop