小児病棟
「裕二、新しいのが来たみたいだな」

「うん、何年生かな?」

「たぶん、三、四年生ぐらいだな、ありゃあ……」

「では、ナースセンターのほうにいらしてください」

正哉達のつぶやきをよそに、看護婦さんは母親に一通り説明すると、先に病室を出て行った。
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