わたしの図書室の王子様☆
誰が書いたんだろう。
詩集をもう一度開く。

「二人…」
もしかして、この影って、藤咲友雀と作間章丞のこと?
雲がゆらりゆらりと流れていく。
「そっかあ。友雀さんは受け止める決心をしたんだぁ」

詩を読むと、その人と気持ちを共有できるんだ。

もう一度紙を見る。

これ、素敵な紙だな。
他にも、この詩集の中の詩についての説明が書かれている。
もう少し、読もうかな…?

また、きらきら輝いたような気がした。

「ちょっと、村野さん!?」
「えっ、」
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