わたしの図書室の王子様☆
そっと、机に置く。

「…詩集??」
「うん!」
「へぇー、こんな難しいの読むんだね!」
「うん。って言っても昨日からなんだけどね~」
パラパラページをめくる。
「ここ!この詩がお気に入りなんだー」
「見してー」
みくちゃんはニコニコしながら、詩集を手に取る。
黙々、読む。
「-綺麗だね」
ぽつりと呟く。
「でしょ?この最後のね、『あなたは海 そうして潮風に包まれる』ってとこ、良いと思うんだぁ」
「うん、なんか難しいかも…」

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