ラブレター2
どれだけ、この日、泣いただろう。

苦しくて、息もできないくらい、こう。胸が、ぎゅっ。とするんだ。

「なんで…。」

枯れることを知らない涙を抑えながら。

どうしようもないくらい、好きだった。

上手く言えないくらい、大好きになった。

あい、ありがとう。




















重たい体を起こした、午前3時。

眠ることもできずに、軽い洋服を着て、外に出た。

眩しいくらいの満月と星空。

涼しい風が吹いていた。

携帯電話は、家に置き去りに。

煙草に火を点け、長い階段を下り始めた。

ふぅ。と、ため息交じりの煙を吐き出し、自然に辿り着いた公園。

ブランコに乗り、揺られながら、暗い空を見上げていた。

「あい。」

呟いては、思い出が頭をグルグル回る。

早めの煙草に、また、火を点けた。




















いや、驚いた。

「ゆうくん?」

だって、

「ん?」

そこに、あいがいたから。

「え?」

慌てて、降りたブランコが、まだ、ゆらゆら揺れていた。

「…よう。ぐ、偶然?」

連絡してないし、

「なんとなく。」

不思議な感じがした。

「…以心伝心だな。」

それは、僕たちの不器用な恋の物語り。


~終~
< 100 / 100 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

0.5秒

総文字数/3,166

恋愛(ラブコメ)5ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
彼は俳優。 まだ、全然、売れない俳優の彼。 舞台の上では、いつも見せている顔と違う年下の男の子。 嘘が下手で…、ほら。 また、頭をポリポリしてる。 でも、そんな彼を、放っておけない私がいる。 そんな、二人の日々、成長、恋のお話。 ちょっとだけ、覗いてみませんか? 佐藤 純一(俳優) × 鈴木 まゆ(派遣社員) 「初めまして。黒野こうひいです。 ベリーズカフェの第二回文庫大賞に、エントリーしてきました!! テーマが「働く男子」の恋の話らしいです。 正直、テーマがあって、審査(落選か当選も)があるものに挑戦するのは初めてなので、内心ドキドキです。 今から、書くので間に合うか分かりませんが、締切までに、仕上げたいと思います。 完成後、見せたかったのですが、とりあえず、今、書いてある初めの5ページを載せておきます。 応援、宜しくお願いします。」

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop