ラブレター2
「何、買おうかな~。」
「何でもいいんじゃね?」
学校が終わって、仲の良い友達と、小物売り場に来ていた。
「これにしようかな?」
僕が手に取ったのは、可愛らしいネックレス。
「おう、おう。それに決定。」
「それと…。」
「は?まだ、あるの?」
「これは彼女の分。次は、あいの分。」
彼女の誕生日が近いため、安物しか買えないけれど、プレゼントを探しにきていた。
「何で、あいさんなの?」
友達には、深い事まで言ってはいないが、大体の話しをしていたし、あいの事は、同じ学校だったので、当然ながら知っている。
「気分?」
呆れた顔をした友達が、これは?と手にしたのはシンプルなピアス。
「ん~。」
シンプルのピアスがセンスが良いと思えるが、
「これがいい。」
僕が手にしたのは、音符の形をした、ピアスだった。
「お前が、それでいいならいいんじゃない?」
優柔不断のくせに、一度決めたことは、頑固だ。と分かってる僕は、商品を握り締め、直ぐ様、レジで会計を済ませた。
「お前、大変くない?」
「何で?」
場所を移し、ハンバーガーショップで会話を弾ませる。
「俺を好きになる人が、大変だと思うけど。」
笑いながら言って、目の前の奴に、はぁ?とか言われたけれど、本当のことだと思う。
僕は、片想いをしたことがない。
いや、あるのだけれど、それがトラウマになり、以来、自分から人を好きになったことがない。
絶対。が無いと、怖くて。
勿論、異性に対し、可愛い。とか、綺麗。と思う感情はあるのだけれど。
「お前になりてーよ。」
「俺は、お前になりてーよ。」
なんて意味の無い会話で盛り上がった。
家へ着くと、自分の部屋へ荷物を置いた。
一人でテレビを見ながら、見た目からして不味そうな料理を口へ方張る。
言わなくても分かるように、自分で作った夕飯。
アルバイトが無い日は、決まって一人の時間が多い。
外を見ると、微かな光を残しつつも、ピンクからブルーへのグラデーションの色彩。
決まって一人の時間が重なってくると、アレが襲う。
『今から会おう。』
無意識に、送信された文字。
その直後、着信音が鳴り響く。
『今日は無理。ゴメンね。』
あいに送っていた手紙。
『ならいい。』
ほら、また。
「何でもいいんじゃね?」
学校が終わって、仲の良い友達と、小物売り場に来ていた。
「これにしようかな?」
僕が手に取ったのは、可愛らしいネックレス。
「おう、おう。それに決定。」
「それと…。」
「は?まだ、あるの?」
「これは彼女の分。次は、あいの分。」
彼女の誕生日が近いため、安物しか買えないけれど、プレゼントを探しにきていた。
「何で、あいさんなの?」
友達には、深い事まで言ってはいないが、大体の話しをしていたし、あいの事は、同じ学校だったので、当然ながら知っている。
「気分?」
呆れた顔をした友達が、これは?と手にしたのはシンプルなピアス。
「ん~。」
シンプルのピアスがセンスが良いと思えるが、
「これがいい。」
僕が手にしたのは、音符の形をした、ピアスだった。
「お前が、それでいいならいいんじゃない?」
優柔不断のくせに、一度決めたことは、頑固だ。と分かってる僕は、商品を握り締め、直ぐ様、レジで会計を済ませた。
「お前、大変くない?」
「何で?」
場所を移し、ハンバーガーショップで会話を弾ませる。
「俺を好きになる人が、大変だと思うけど。」
笑いながら言って、目の前の奴に、はぁ?とか言われたけれど、本当のことだと思う。
僕は、片想いをしたことがない。
いや、あるのだけれど、それがトラウマになり、以来、自分から人を好きになったことがない。
絶対。が無いと、怖くて。
勿論、異性に対し、可愛い。とか、綺麗。と思う感情はあるのだけれど。
「お前になりてーよ。」
「俺は、お前になりてーよ。」
なんて意味の無い会話で盛り上がった。
家へ着くと、自分の部屋へ荷物を置いた。
一人でテレビを見ながら、見た目からして不味そうな料理を口へ方張る。
言わなくても分かるように、自分で作った夕飯。
アルバイトが無い日は、決まって一人の時間が多い。
外を見ると、微かな光を残しつつも、ピンクからブルーへのグラデーションの色彩。
決まって一人の時間が重なってくると、アレが襲う。
『今から会おう。』
無意識に、送信された文字。
その直後、着信音が鳴り響く。
『今日は無理。ゴメンね。』
あいに送っていた手紙。
『ならいい。』
ほら、また。