もう、恋なんてしないなんて言わない
突然の
3月23日今日はうちの学校の卒業式。
私は、嬉しい気持ちと悲しい気持ちがごちゃごちゃのまんま親友の夏帆と学校に向かっていた。
「今日で卒業式だよー!凛華っ!」
「そうだねー!悲しすぎる!」
「ヤバい。うちボロ泣きするかも」
「えー!なかないでー!もらい泣きして顔がヤバくなる(笑)」
「そんな理由で!?まったく、凛華ってそういうとこあるよねー(笑)」
「あはははははは」
楽しく話していたところに、一通のメールが届いた。「春山ゆう」
「あっゴメン夏帆!ゆうからメールが来たからちょい待ってて!」
「もー!ほんと凛華とゆうってラブラブだねー!あーしあわせものー!」
ゆうからのメールなんだろう。

今日帰りに話があるから一緒に帰ろう。

話ってなんだろう?まぁいっか
「夏帆!待たせてごめんね!今日、私ゆうと帰るから帰りは一緒にかえれなーい
ごめんねー」
「オッケー。わかったよーん。」
そう話しているうちに、学校についた。
はぁーこれから卒業式だ!
「みんなおはよー!」
「おはよー!凛華」
「おはー」
今日でクラスの中で一番仲良かった波瑠と美麗ともお別れかー
寂しいなー
キーンコーンカーンコーン
「卒業生の皆さんは、体育館へ行く準備をしてください。」
卒業式がこれから始まる。
もう、泣いてる人もいた。私ももらい泣きをしてしまう。

数時間後

「では、皆さん!ご卒業大変おめでとうございました!」
本当に終わってしまった。この3年間。遅かったようで速い3年間だった。
「凛華」
あっ忘れてた。ゆうと帰るんだった。
「ゴメンゴメン!またせちゃった!」
「大丈夫。」
「あのさー、話って何?」
「それなんだけど、俺たちさー。」
もしかして、今日で付き合って1年だからパーティーしようてきな!?
ゆうって最高!
「もう、別れない?」
「えっ」
今の嘘だよね?
ねぇ、嘘って言ってよ!
「え…そんなっ、また嘘ついてー!」
「マヂで。」
そんな。私の何が悪い?やってっていったこと全部やったよ。何が悪いの?
今から遅くなかったら悪いとこ直すから、別れるなんて言わないで!
「じゃあ、俺帰るからバイバイ。」
「...待って」
そしてあいつは振り向くことなく帰っていった。
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