続・危険なアイツと同居生活
嫌な余韻を残し静まる室内。
そこに彼女は立っていた。
長い髪に、タイトなミニスカート。
クラッチバッグに、腕を組んで。
「ねーちゃん……」
蒼が某然と来訪者を見る。
その顔は恐怖で歪んでいた。
それもそのはず。
紅さんの顔は怒りで変形するほどだったのだ。
「ねーちゃん……コンバンワ」
恐る恐る言う蒼にズカズカと歩み寄り、凄まじい蹴りを入れる紅さん。
「べ……紅ちゃん!」
慎吾が慌てて止めに入るが、
「あんたも気に入らないよ」
その般若の顔で、慎吾を覗き込む。
「あんたたちのせいよ!!」
紅さんは喚き散らした。
「あんたたちのせいで、あたし、たーくんにふられたの!!」
「え?」