続・危険なアイツと同居生活
「まー、どっちにしても、戸崎さんにとってもいい迷惑なんだろうな」
先輩たちは言う。
「戸崎さんが何も言わないから、俺たちも何も聞けないよな……」
……だけど、知ってしまった。
戸崎さんの披露宴に、彼らがいたから。
そして、戸崎さんは渡されるままにギターを弾いて歌った。
その歌声は、あの頃と何ら変わりがなかった。
ただ感動して、胸が熱くなって……
泣いていたんだ。
俺はどんな顔で戸崎さんに会えばいいのだろうか。
今さら大ファンです、なんて言えるわけもない。
だけど、気になって今まで通りに接する訳にもいかない。
こんなにファンなのに。
……こんなに尊敬しているのに。