殺戮都市
「ソウルを一個使用して、高速回復を行います。60分間、安静にしていてください」
操作を終え、端末からそんな声が聞こえて、恵梨香さんはフゥッと溜め息を吐いた。
高速回復……そんな機能まであるのか。
いや、生き返るくらいだ、それくらいあってもおかしくはない。
「迷惑を掛けたな少年。迷惑ついでに……私をベッドまで連れて行ってくれないか?」
そんなに酷い状態だったのか。
俺に悟られないように、強がっていたんだろうな。
だけど、最後までその強がりは持たなかった。
死神と呼ばれていても、俺と同じただの人間なんだ。
バスタオルで濡れた背中と腕を拭き、ゆっくりと恵梨香さんを支えて立たせる。
かっこ良くお姫様だっこなんて……俺には出来なくて、支えるのがやっと。
何とか恵梨香さんをベッドに寝かせたその時だった。
「10分後、戦闘が開始されます。準備をして、戦闘開始をお待ちください」
この状況に追い打ちを掛けるかのような戦闘開始予告が流れてしまったのだ。
ここは、光の壁から近い……。
ないとは思うけど、万が一にもここに東軍の人間が来たら……。
安静にしなきゃならない恵梨香さんは、あっさり殺されてしまうかもしれない。
操作を終え、端末からそんな声が聞こえて、恵梨香さんはフゥッと溜め息を吐いた。
高速回復……そんな機能まであるのか。
いや、生き返るくらいだ、それくらいあってもおかしくはない。
「迷惑を掛けたな少年。迷惑ついでに……私をベッドまで連れて行ってくれないか?」
そんなに酷い状態だったのか。
俺に悟られないように、強がっていたんだろうな。
だけど、最後までその強がりは持たなかった。
死神と呼ばれていても、俺と同じただの人間なんだ。
バスタオルで濡れた背中と腕を拭き、ゆっくりと恵梨香さんを支えて立たせる。
かっこ良くお姫様だっこなんて……俺には出来なくて、支えるのがやっと。
何とか恵梨香さんをベッドに寝かせたその時だった。
「10分後、戦闘が開始されます。準備をして、戦闘開始をお待ちください」
この状況に追い打ちを掛けるかのような戦闘開始予告が流れてしまったのだ。
ここは、光の壁から近い……。
ないとは思うけど、万が一にもここに東軍の人間が来たら……。
安静にしなきゃならない恵梨香さんは、あっさり殺されてしまうかもしれない。