殺戮都市
隼人のその行動に、二人は引き気味に顔をしかめている。


いつもこんな感じなんだろうな……。


「違……うのかな。何だかよく分からないけど、大切な人ではあるよ」


「お!言ったねぇ。そうそう、大切な人ってのはいた方が良いぜ。守るべき人がいるってのは、生きる希望にもなるしな」


バシバシと俺の背中を叩き、突然語り出す隼人。


「あんまりほじくり返すなよ。凄く迷惑そうな顔をしてるぞ?ごめんな、隼人はこんなやつなんだよ。空気が読めないっていうか、バカっていうか」


「そうそう、無駄に熱いし、バカだし」


二人とも凄いな……思いっきりバカって言ってるよ。


ここまでバカバカ言われたら怒りそうなもんだけど。















「そんなに俺を褒めるなよ。バカってのはあれだろ?愛情の裏返しってやつだろ?」




















一番凄いのはこの人だった。


目の前で悪口言われてるのに、それを良い方に変換してしまうのだから。


「で、真治よ。さっきチラッと見えたんだけどよ。お前、何で自軍にいるのにアタッカー設定にしてるわけ?ディフェンダーだったら、矢に射抜かれなかったかもしれねえのに」
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