殺戮都市
始めての武器で戦えるのか……日本刀ならすれ違いざまに刀身を添えるだけで簡単に殺せるんだけど、この武器はどうだろう。
まだ、特性も分からないし、気を抜けば俺が殺されてしまう危険性がある。
見付からずにやり過ごせれば一番なんだけど……俺の進行方向にいるというのが問題だ。
植え込みや看板、車の陰に隠れながらゆっくりと歩を進める。
交差点の真ん中で、キョロキョロと辺りを見回して、人間を探しているよう。
ここはまだ怪物が少ないけど、こんなのが何匹もいたんじゃ迂闊には出歩けないよな。
「強い武器があれば戦う……か」
ビルに閉じこもっていた三人組を思い出しながら、大きな事を言っていた俺も日本刀がなければ隠れるしかないのかと、自身の弱さを痛感した。
そして……怪物がゆっくりと南の方に向かって歩いて行き、これは一気に駆け抜けるチャンスだと、俺は車の陰から飛び出した。
日本刀を持っている時よりも、走る速度が遅い。
それは分かっていたことだけど、身体の重さがもどかしく感じる。
だからと言って足を止めるわけにもいかない。
必死に走って交差点。
通り過ぎる時に、チラリと怪物が去った方を見ると……。
四匹の怪物が、牙を向いて俺を見ていたのだ。
まだ、特性も分からないし、気を抜けば俺が殺されてしまう危険性がある。
見付からずにやり過ごせれば一番なんだけど……俺の進行方向にいるというのが問題だ。
植え込みや看板、車の陰に隠れながらゆっくりと歩を進める。
交差点の真ん中で、キョロキョロと辺りを見回して、人間を探しているよう。
ここはまだ怪物が少ないけど、こんなのが何匹もいたんじゃ迂闊には出歩けないよな。
「強い武器があれば戦う……か」
ビルに閉じこもっていた三人組を思い出しながら、大きな事を言っていた俺も日本刀がなければ隠れるしかないのかと、自身の弱さを痛感した。
そして……怪物がゆっくりと南の方に向かって歩いて行き、これは一気に駆け抜けるチャンスだと、俺は車の陰から飛び出した。
日本刀を持っている時よりも、走る速度が遅い。
それは分かっていたことだけど、身体の重さがもどかしく感じる。
だからと言って足を止めるわけにもいかない。
必死に走って交差点。
通り過ぎる時に、チラリと怪物が去った方を見ると……。
四匹の怪物が、牙を向いて俺を見ていたのだ。