色のない世界
―――――――――――

七時四八分

優太は友香の後を歩いていた。

別に何もないじゃん

そう思った瞬間だった。

突然、一台の車が猛スピードで現れ、友香を無理矢理車に押し込んだ。

「ちょっ…」

抵抗するものの、男二人の力とクロロホルム…

意識が遠退いていった。

優太は、友香と距離をとって歩いていたから止める事ができず、唯一出来たのは、ナンバーの暗記だけで、急いで琉に電話した。


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