色のない世界
「琉…目…?」

「あぁ…右目だけ…な」

「そう…なの?じゃ、私の顔も見える?」

「当たり前だろ?お前、想像より可愛いな(昔と全然変わってねぇ)」

「なっ!ガラにもない事言わないでよ」

「はぁ?俺に可愛いって言ってもらったんだから、ありがとうだろ?」

「何で、ありがとうを強制するのよ!」

「いやいや、今のこの状況全てにおいて当て嵌まるだろーが!?」

「まぁ、それは…」

「はいはーい。お取り込み中の所すみませんよ〜」

と聞いた事ある声がした。


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