鎖恋-僕たちクズですー
パーティーとかいっても

会場はなんてことない・・・ホテルの会場なんかを想像していた僕は

こういう感じのほうが妙に落ち着く。

主催の女幹事手招きをして僕たちを呼んだ。

「今日はよろしくね。」

僕とまもるは

大きめのカラオケパーティールームの片隅でちょこんと座る。

「なぁ・・・ゆう。なんかだいぶお姉さまじゃね?」

女性たちも部屋に誘導され

次々と席に座っていく。

男女合わせてざっと20人ほど。

部屋の中は女性たちの香水の匂いがプンプンとしていた。

「ではでは~今日はクリスマスですし・・・」

幹事の女が切り出した。

乾杯の声がかかると、部屋は一気に華やいだ。

各々、カクテルを飲んだり、オードブルをつまんだり、

最初は遠慮していた僕たちも、2杯目に入ると

酔いも回っていい気分になっていた。

「こんばんは。」

僕の隣に座った女性。

「うわっ。」思わず僕は息をのんだ。

その女性は僕的にもストライクゾーンど真ん中の

清純派お姉さま。

白のワンピースが清楚でたまらなくそそる。

そのあとは

正直記憶がなくなるくらいまで飲んだ。

こんなに美味しい酒は今までにはないというくらい。

美人を隣にして

僕は完全に酔っていた。









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