゚+キセキ+゜

†光亜side†

────…
入学式も終わり、
部活も休みのあたしは
藍と帰ろうとしていた

『藍ー帰ろっ!!』

「うん!!」

あたし達は体育館を出て
靴を履き替えて
歩いていた

あっ!!山崎……
あたしの目の前には
友達と一緒に帰っている
山崎がいた

─ドクン─
私の鼓動がまた一つはねた
さっきから何なんだろ……アイツを見てると
変なキモチになる
ドキドキして話したいって思って……
何?これ

「光亜ー?聞いてる?」

『えっ?!何?』
全く聞いてなかった……

「光亜、今日どうしたの?
何か変だよ?」

変?……
『そう?』

「うん!!何かいつもみたいにうるさくないし、話さないし、何か落ち着いてる」
『藍?けっこうヒドイ事
言ってるよ?』

「や、じゃなくて、恋してるみたい♪」

へっ??

恋??

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