飼い犬に恋をした~始まりはいつも雨~


「あなたは?」


「俺は愛華の…兄の大輝です。愛華が校長室に呼ばれたと聞いて…」


「すいませんが、お兄さんあなたには関係のない話なので退室お願いできますか?」



「関係なくなんてありません。愛華は俺の大事な…妹です」


しばらく警察と大輝のやり取りが続いた。



私はやっと我に返り、



「お、兄ちゃん…ダメだよ。授業行ってきて。私なら大丈夫」


「だって…お前、震えてるだろ?もしかして、昨日のことか?」


私が黙って俯いていると警察の人が



「お兄さんも…関係があるようですね。では、お兄さんからお話して頂きましょうか」


「いや!兄は関係ないんです!」


「愛華…大丈夫だよ」


大輝が私の手を握ってそう言った。

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