嫌い【刃物での復讐】
「ふ……ぁ……ぁ…」
突いただけでは
物足りず
抜いては刺し
抜いては刺し
を
繰り返した。
聞こえていた悲鳴は
いつのまにか
聞こえなくなり
私の息づかいだけが
教室に響いた。
「い……いやああああああぁぁぁぁぁ!!!」
一人の生徒が
叫ぶと
同調したみたいに
広がっていく。
走って
教室をでる生徒たち。
呼ばれてやってきた
先生も
恐怖には勝てず
教室を逃げ去っていった。
そんな教室に
残された生徒が
一人。