神聖魔法団【下】
しばらくすると
「訓練も無事終わった。
どうする?今日はもう帰るか?
それとも仕事まだやるか?」
涯によって現実に戻された。
そうだ、仕事があったんだ・・・。
俺的にはやりたくない・・・かも。
「俺は今日は帰る」
珍しく雷がそう言った。
「雷は帰った方がいい。
体調が心配だからな。」
「僕も帰りたいかも・・・。
体は痛くないんだけど何か疲れちゃった」
痛みを耐えたとは言え、きっと身体的にかなり消耗しているだろう。
見るからにそうだった。
笑ってはいるけど、どこか疲れた顔をしている。
「そうだな。
今日はゆっくり帰って休もう。
みんな今日はよく頑張った。
たくさん寝るように」
皆の表情を察して涯が気を利かせた。