神聖魔法団【下】
[ゼオラ殺れ]
その合図とともに黎奈がこっちに向かってきた。
ブンッ
「わぁ!?」
ものすごい速さだった。
もう手には剣がある。
「風雅!」
黎奈のあまりの速さに驚き尻餅をついてしまった風雅。
「いった・・・。
え・・・」
目の前を見て唖然とした。
刃先を風雅に向けていた。
その目は冷たく、生気を感じられなかった。
「黎奈ちゃん、僕だよ・・・?
風雅だよ?忘れちゃった・・・?」
勝手に溢れてきた涙。
どうして溢れるのか分からない。
ただただ悲しかった。