ジグソーパズル
私がオロオロとすればするほど、亜蓮の機嫌が悪くなるのが分かる。


私と亜蓮の間に気まずい沈黙が流れる。


でもそんな沈黙を破るように、すごく爽やかな夏生の声が聞こえた。


「俺、2年C組の安西夏生(アンザイカイ)です。あおっちとは部活が一緒で仲の良い……」


そこまでスラスラッと自己紹介をしていた夏生の声が止まった。


ど、どーしたんだ!?


私は心配そうに夏生を見つめる。


すると夏生はニヤッと笑って言った。


「仲の良い『今は』ただのともだちでもあり後輩です」


……夏生。


変なところを強調しなくていいから!!
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