妄想世界に屁理屈を。
“ん?どうした?何かあったのか?”
「いえ。この学校の図書館にも参考資料はあるかもしれないと思いまして。
大丈夫、私雀の姿で行きますから」
アカネさま大好きなスズらしからぬ発言に、俺もアカネも眉をひそめる。
くるりんっと、例のステップを踏んで、雀の姿にへーんしん。
確かに子供の姿より目立ちにくい。
スズ、まだ着物だし。
スゥッとアカネが抜けたと同時に、スズに髪の毛を引っ張られる。
“さあ行くよー”
「え、ちょ、ちょ」
明らかに様子が違うスズに、違和感を覚えた。