妄想世界に屁理屈を。
神は信仰によって在る。
信仰で存在を認められるんだ。
人間が信仰をしないと、乞わないと、神は存在できない。
そんな大事な“信仰”を制するのが彼さ。
わかりやすくいえば、彼は“神話の神”
色々な神話を作って、その成り行きやらなんやらを見守ってきた。
たまに壊したりもした。
全ての神の神だったわけさ。
……龍が、全世界とまでは行かなくともかなりの確率で崇められているのを知ってる?
ドラゴンと言われたり、辰と言われたり。
また、蛇になったり羽が生えるなどの違う形状になったり。
それは神の神だからに他ならない。
それほど創龍は恐れおおい存在なんだ。
人間にはあまり知られてない。
なぜなら、神の神だから。
神が崇めるものだから。
人間のための神ではなく、神のための神。
…と、まあ、ちょっと理論的になっちゃったね。